主張に対する意見:
「FD活動には授業以外の学習支援を含めるべきである」という主張に対して賛成である。授業を担当する教員がすべての学生をフォローすることは難しく、特に100名以上の学生が一斉に授業を受ける一般教養では不可能である。1年次に受講する一般教養科目でついていけなくなると、留年等につながるリスクが高まるので、個別フォローが重要である。そのため、ラーニングコモンズ等の形式で授業以外でも個別フォローできる可能性があることは、重要であると考える。
今後FD活動としてチャレンジ・改善・継続したい点:
チャレンジしたい点:
自身が所属する大学にもラーニングコモンズがあり、図書館職員が運用を担当しているが、各分野の入門書等の資料やディスカッションルームが設置されているだけである。そのため、まずは教員によるラーニングコモンズでのオフィスアワーの開催として、自身が担当しているIT系基礎科目について学生が何でも聞くことができるようにしたい。その後、同じ教育センターに所属する教員や全学の教員に対してFDセミナー等の中でオフィスアワー活動について紹介し、少しずつオフィスアワーの文化を浸透させ、将来的には、全学のあらゆる分野の教員が交代でラーニングコモンズで学生の質問に答えることができるようにしたい。
教員によるオフィスアワー文化が浸透した後は、分野ごとのチューターの雇用と支援を進めるために、図書館職員向けのFDセミナーを行いたい。FDセミナーでは、この物語で学習したアメリカの大学の事例等を紹介した上で、大学院生などをチューターとして雇用し、IT・外国語・医学等、分野ごとにチューターがラーニングコモンズに常駐する体制を構築することを提案したい。