個人的には、3つの指針(アドミッション・カリキュラム・ディプロマポリシー)を公表するだけでは大学教育の改善にはつながらないと考える。
公表に伴い、それに見合ったカリキュラム設計やシラバス設計が行われていることも重要で、さらにそれらを教職員間で共有・把握できていることが教育の改善には欠かせないのではないだろうか。各教員には、自分の担当科目の前提科目や後続科目についても把握した上で自身の科目設計を行うことが求められ、それを実現するための働きかけや確認が組織としてきちんと機能する体制を整えることが肝要であるだろう。